青森と函館がグッと近くに。
もっと身近に楽しめる青森と函館の魅力
平成28年3月26日、ついに北海道新幹線が開業した。新青森―新函館北斗をおよそ1時間で結ぶ北海道新幹線によって、北の大地がグッと近くなった。
青森市と函館市は、青函トンネルの開通をきっかけにツインシティ(双子都市)として提携し、以来26年にわたって活発な交流を続けてきた。だが、そのつながりは、まだ青函トンネルも青函連絡船もない、縄文時代からのものだったという。その根拠は、土器。縄文土器は文様や形によって文化圏が特定されるのだが、それによって青森と函館は一つの文化圏ではなかったかといわれているのだ。さらに、土器だけではなく、三内丸山遺跡で加工されたと思われるヒスイが北海道で発見されてもいる。津軽海峡を越えて交流していた縄文の人々は、まさか1万年以上の時を経て、1時間での旅が可能になるなど考えも及ばなかっただろう。
そんな古の時代からの交流のあったツインシティは、この平成の世にあってさらに活発化している。東北の夏祭りを代表する「青森ねぶた祭」と函館の夏の風物詩「函館港まつり」の相互交流や、商店街を飲み歩くバル街イベントの青森・函館連動開催、コラボ商品の開発など、さまざまなジャンルで盛り上がりをみせている。
さぁ、時は今。北海道新幹線に乗って、新たな旅へと出かけよう。きっと、あなただけのお気に入りが見つかるはずだ。
歴史
旧函館区公会堂
函館港を見下ろす高台に建つ旧函館区公会堂は、明治43年(1910年)に建てられた左右対称のコロニアルスタイルとブルーグレーとイエローの色が特徴的な美しい建物。
三内丸山遺跡
「特別史跡三内丸山遺跡」は今から約5,500~4,000年前の日本最大級の縄文集落跡。竪穴式住居跡、掘立柱建物跡など多くの遺跡が点在している。三内丸山応援隊が分かりやすくガイドしてくれる。詳細はこちら